整菌大百科

アトピー性皮膚炎と皮膚常在菌と整菌スキンケア

12アトピー性皮膚炎と皮膚常在菌と整菌スキンケアの関係

まず始めにアレルギーとアトピー性皮膚炎は別物と理解ください。
皮膚常在菌の研究においては、アトピー性皮膚炎については明確に関与している菌が認められています。
それは強い毒性をもつ悪玉菌スタフィロコッカス・アウレウス菌(黄色ブドウ球菌)です。
この悪玉菌はアトピー性皮膚炎患者の大多数から検出されています。
アトピー性皮膚炎が悪化した患者の場合、10万~100万個/cm2ものアウレウス菌が検出される場合もあります。

アトピー性皮膚炎になり、皮膚常在菌の多くが黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス・アウレウス菌)になると、この菌バランス特有のアトピー性の肌に変貌します。
菌のバランスは肌の表面の環境によって変化します。

図表は、アトピー性皮膚炎の方が整菌スキンケアを行い、時間の経過によって、スタフィロコッカス・アウレウス菌が減少し、エピデルミディス菌とアクネス菌のバランスを取り戻したことを示すデータです。
本来、ヒトに常在している善玉菌のバランスを取り戻し、弱酸性の状態に健やかに保つことができれば、これら黄色ブドウ球菌が生息することができなくなり、美しい素肌をまもることができます。

総菌数に対する各菌の割合の時間的推移
(アトピー発症4部位)
グラフ

資料提供:㈱ヒューマンフローラ
※コピー・転載厳禁

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